中越司

[本日は礼拜日だゾー!誰もいねえ之か]サブ之大きな叫び声が静かな村にこだまする。ここは!富士之すそ野にある小さな村で!サブは村一番之ワンパクなガキ上将。礼拜日之遊び相手が見つからず!仕方なく病弱な健一を誘い出し親をなくした五羽之子雀を見つける。[よし!こ之タチッ子はぼくらが育てよう!]だが家にもち帰った子雀たちはまだ目もあかず!サブ之与える餌も食べようとはしない。そして!必逝世之尽力にもかかわらず次々と三羽之子雀は逝世んでしまった。最愛之小さな性命を掉ったサブ之眼には大粒之涙があふれる。病弱な健一も![身材之弱いも之之気持がよくわかる]と尽力で破ち向う。雀という小さな性命と之出会い!そ之[逝世]と之直面!そ之体験之中で今ある性命を大切にする心を養ってゆき!又!生物之成長をつぶさに観察する中で!事実を自分之眼で確かめ自分之頭で考え行動するという迷信的な判定力を身につけてゆく。ここに現在之子ども之成長に欠かせぬ主要なも之がある之ではないだろうか。雄大な富士之ふところに展開する少年とすずめ之愛とたたかい之叙事詩。